白 仁 田 ギャラリー
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「忍冬(すいかずら)/おわら風の盆

富山市越中八尾にて 毎年9/1-3開催


渡辺淳一の小説『愛の流刑地』に越中の『風の盆』が登場します。
風の盆は江戸元禄時代、町から流出した文書を取り戻し、喜びのあまり三日三晩踊り明かしたことに由来するらしい。
小説ではじめて風の盆を知り、2018年に富山県の越中八尾を訪ねました。
三味線と胡弓の哀切溢れる音色に合わせて、和服姿の折編笠をかぶった女性たちが顔を見せることなく無言で越中八尾の町を練り歩く…顔の見えない凛とした容姿にミステリアスな魅力を感じます。
今頃になって無性に描きたくなり、記憶をたどりながら描きました。
この絵を皮切りに、いろんな角度から風の盆の女性を表現してみたいと思います。